こんにちは!
介護食シェフの鹿子生(かこお)です。
本日は「加水ゼロ式調理法」で作るレシピをご紹介します。
メニューは「とんかつ」。
揚げ物は油分が多く、衣にはでんぷんが多く含まれるので、ペースト食にしにくいお料理かと思います。
そんな「揚げ物と加水ゼロ式調理法」の相性をお伝えしたいと思います!
そもそも加水ゼロ式調理法とは?
加水ゼロ式調理法とは、「料理」と「スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)」をミキサーにかけるだけで簡単に作れるペースト食の新たな調理法です。
加水ゼロ式調理法の最大のメリットは、だし汁で加水するペースト食の食事よりもエネルギーがUPできることです!!
加水ゼロ式調理法の詳細については、「特設ページ」も公開中です!
加水ゼロ式調理法「とんかつ」の作り方
材料(約2人分)
とんかつ | 100g |
スベラカーゼ粥(お粥ゼリー) | 100g |
※スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)の作り方はこちら
作り方
①とんかつとスベラカーゼ粥(お粥ゼリー)をミキサーに入れます。
※とんかつは細かく切ってからミキサーに入れるとミキサーの回りもさらによくなります。
※温度が低いとミキサーが回りにくくなるのでご注意ください。
※お粥ゼリーも温かい方が好ましいです。
②なめらかになるまでミキサーにかけます。
③器に盛り付けて完成です。
加水ゼロ式調理法は調理工程がとても少なく、簡単な点もメリットです!
出来上がりの様子は?
写真で出来上がりをご覧ください。
基本的には出来上がりの性状はほとんど変わりません。
それぞれのペースト食をスプーンから落としてみた様子が以下の通りです。
従来調理法のとんかつペーストはスプーンからなかなか落ちませんでした。
今回、従来調理法はとんかつに対し同量のだし汁を加え、更に全体量に対し0.5%のとろみ調整食品(ネオハイトロミールⅢ)を添加し、調理しています。
おまけ
加水ゼロ式調理法で作るとんかつペーストは少しまとまりがよく感じました。
そのため、ペースト食ではあるのですが、よりとんかつっぽい盛り付けができました。
まとめ
揚げ物に対しても加水ゼロ式調理法は有効でした!
揚げ物は、衣にでんぷんを多く含むため、ミキサーにかけるとべたついたペースト食に仕上がってしまうといった経験をしたことはないでしょうか。
加水ゼロ式調理法は、でんぷん分解酵素を含むお粥ゼリーで調整するので、仕上がりの違いをじを実感しやすいかと思います。
実際に、加水ゼロ式調理法のペーストは、スプーンから剥がれ落ちやすい性状となり、ミキサーからの盛り付けもスムーズでした。
加水ゼロ式調理法は「スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)と混ぜるだけ」という非常に簡単な調理方法です。
ぜひ参考にしてみてください。
作成:2023.4.13 鹿子生・狩野
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監修:医師 金沢英哲先生(Swallowish Clinicスワローウィッシュクリニック 院長)
管理栄養士 江頭文江先生(地域栄養ケアPEACH厚木 代表)